もう1年の半分が過ぎたんですが、天体写真を撮る機会はかなり少なくこのまま1年が終わるんじゃないかと思うくらいです。仕事が忙しかったんで放置状態のカメラ冷却ですが、ほんの少し最終形に近づきました。(いや、どちらかというと一歩後退したかも…)
まずは、おうちで実験するための電源をぽちりました。
中華製のお安いやつですが、12V 20A出せるらしいです。もちろん回路には10Aの電流制限をつけてるので、いきなりMAX電流が流れることはありません。
で、目標温度を5℃にして試してみたのですがなかなか冷えず、さらにはヒートシンクが結構熱くなっていることに気づきました。おそらく、放熱が間にあっていないようです。
試しにヒートシンク側ペルチェ素子のPWM MAX Dutyを3段階に変えて実験です。
条件1 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty60%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/4目標温度 5℃
条件2 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty80%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/4目標温度 5℃
条件3 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty99%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/4目標温度 5℃
予想通り、Duty最大でも10℃を下回らず。まあ、確かに12V 10A 近くを供給しているので、それだけでも120Wという熱量。ホットな飲み物ならしばらく保温できる量です。
こりゃいかんということで、ヒートシンクをごついのに変えて実験です。条件は下記の通り。
条件4 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty99%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/4目標温度 5℃
条件5 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty99%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/3目標温度 5℃
条件6 ヒートシンク側ペルチェ素子 PWM MAX Duty99%ターゲット側のペルチェ素子 上記Dutyの1/3目標温度 -5℃
9cmファンが取り付けられた、ヒートシンクです。これだとさすがにフィンを手で触ってもそんなに熱くなく、よく放熱されています。
-5℃の目標温度だと霜がびっしりです。
さて問題は、これをどうやってカメラに乗せるか?です。あきらかに重量があるので、しっかりとした取り付けが必要です。
ということで、完成はもう少し先になりそうです。
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