極軸カメラが逝く

By taka_ume - 2月 21, 2021

 久しぶりに休日晴れました。なかなか晴れないので、水平台まで改造する始末です。

で、何をしたかというと…


三脚を乗せる台を傾けるボルトに十字が切ってありますが、いまひとつドライバの引っ掛かりが悪いです。六角ボルトの頭なら回しやすいなと思ったのですが、今度はそのボルト同士をどうやってくっつけようかと頭を悩ましていました。何かいい方法がないかと調べると、金属用の接着剤があるとのことで早速材料を調達してきました。



ボルト同士の高さを揃えるため台にのせ、金属の筒と接着剤で接続し固まるのを待ちます。



固まるのを待っている間に、金属の筒が引っかからないように少し浮かすための木材をもとの台にネジ止めします。


そこに、接着が終わり固まったボルトをネジ止めします。


ボルトの頭は六角なので、そのための回すものも準備済みです。


電ドラでこんな感じに回せます。


これで、三脚の水平を出すのにかなり楽になりました。

そんな感じで下準備をして、いざ設置をしていたのですが極軸カメラがこんころこんという音ともに地面に落下。大した音がしなかったので大丈夫かなと思いつつSS-ONE ポーラーをON…

「むむっ…、画面が変化しない」

ということで、どうもカメラが壊れたようです。ここで困ったのが、光害のため北極星が目視でかなりみづらい(というか見えない…)ので極軸が合わせられないということ。代替手段を持ってなかったので、およその方向でかんたんに合わせてみました。

おかげで、PHD2のキャリブレーションデータがいつもと違い、赤緯がめちゃくちゃ暴れまくり。なので、すでにあきらめモードに入ってしまいました。ただ、後で気づいたのですが、PHD2のマルチスターアライメントを使うときに最初3.5秒の露出を使っていたのですが、あとで1秒に変えると、そこそこいい感じになりました。

馬頭星雲とM101はダメダメでしたが、M51はかろうじて写っておりました。


M51
撮影地:大阪 泉南市
望遠鏡:MAK127(1500mm)
カメラ:ASI294MC
フィルター:LPR-N
制御:Ekos + INDI
ガイドスコープ:マイクロガイドスコープ50(190mm)
ガイドカメラ:ASI178MM
ガイドソフト:PHD2
赤道儀:Celestron ADVANCED-VX
ゲイン:240
露出時間:300sec
枚数:Light x 24、Dark x 24
コンポジット:自作ソフト
仕上げ:Photo Shop CS6

やはり最低でも5分くらいは露出が必要な感じですね。1分未満では思ったほどなめらかにならないかなと。ラッキーイメージングは手持ちの望遠鏡では厳しい事がなんとなくわかりました。

さて、極軸カメラどうしよう…

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