CMOSカメラを冷やしてみよう2 その2

By taka_ume - 1月 17, 2021

 さて、続きです。前回下準備まで終わったので、ここからはペルチェ素子とヒートシンクの取り付けです。

固定用のアルミ板とシートがひっつかないようにコルクで少し隙間を作ります。


カメラにアルミ板をねじで固定し、グラファイトシートをペルチェ素子に貼り付けます。ここは間がとても狭く、ピンセットを使ってしっかり圧着しました。


アルミ板のくり抜きが大きかったのでコルクで隙間を詰めました。リード線は板にタイラップでくくりつけます。


カメラを横から見るとこんな感じです。シートは金属に触れないようにスポンジなどで浮かせています。


で、ヒートシンクを取り付けます。パソコン用のやつなんでネジで止めるだけです。これで、一応完成です。


目論見としては、これで窓は曇らないはず。多分…

早速、確認です。制御基板をつけてとりあえず初期のカメラ温度が20℃くらいだったので設定を10℃にしました。10分近く待ったでしょうか、なんとか12℃くらいまで下がりました。うーんちょっと効率が悪いなあ…


シートのつなぎ目は霜が降りてますね。フェルトとかを巻いたほうがいいかもです。


肝心の窓は…、なんとか曇っていないですね。前回は室温26℃、設定温度11℃で窓が曇ってましたので一応目論見どおりいったかな。


しかし、ペルチェ素子のリード線やコネクタが異様に熱くなってました。まあ、10A近く流れるんで仕方ないのですが、若干匂いがするのはやばいかなあ。


実際使うとなると初期温度から-5~6℃あたりが良さそうです。ただ、冷やす効率は一つ前の構成より悪いですね。これはやはり次のステップのほうがいいのかなあ。悩みどころです。それよりも、早く撮影したい…





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