コンポジットの方法

By taka_ume - 11月 29, 2020

 夜が曇るとわかっている日は、次回の撮影に向けた下準備がはかどります。

以前、どなたかのブログで拝見したRAW画像をコンポジットしたあとでデモザイクするという方法を試してみました。当然、足し込むたびに行うデモザイクが不要なので処理スピードが早いのはメリットですが、位置合わせが2ドットおきの倍数でしかできないので、若干ズレが乗じるというところでしょうか。


従来:ダーク引き→フラット補正→デモザイク→位置合わせ→コンポジット

今回:ダーク引き→フラット補正→位置合わせ→コンポジット→デモザイク


こんなふうにコンポジットソフトを修正。どちらの方法もできるようにしました。位置合わせに使う画像はRAW画像を縦横0.5倍(最近傍補間を指定)にして作成。これで、RGGBのR成分のみ取り出しその画像で位置合わせを行います。(本当はG成分がいいのでしょうが、とりあえず簡単に実装してみました)


先週撮影した馬頭星雲の45枚で処理スピード比較です。



左が今回の処理方法で、従来の約2.5倍早くなりました。もともとサブピクセルの位置合わせはしていなかったので多少のズレは気にしないことにしました。


ソフトの見た目は変わらないですが、先日の不具合修正と今回の機能追加でコンポジットのストレスがかなり減りました。後は、撮影した素材を増やすだけですね…


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